琉白の誕生STORY 02





    すぐに工場に月桃の化粧品づくりを依頼しましたが、どの試作品もケミカルな成分が多く配合されており、肌の負担になる不必要なケミカル成分を除くようにお願いをしても、「難しい。」と断られ続ける日々。杉田は必死になにが難しいのか工場に何度も何度も説明を求めました。
    すると返ってきた返事は「杉田さんが作ろうとしているのは【オーガニックコスメ】ですよ。」というものでした。「肌の負担になるケミカルな成分を使用しない【オーガニックコスメ】は、製造に手間がかかる上にコストもかさむ。それに、あまり需要がないので難しい。」その言葉に杉田は愕然としました。
    2009年当時は【オーガニックコスメ】で自分の肌の美しさを引き出すことよりも、ケミカルな化粧品でその場しのぎの即効性が求められていたのです。


    杉田は、その日から【オーガニックコスメ】について猛研究を始めました。そして、【オーガニック】が生活に根付いているヨーロッパにまで出向き、信頼できるオーガニック品質の商品にのみ認められる【エコサート】という世界最大の認証機関の存在を知りました。
    日本には、こういった認証機関がないため『植物成分が1%で、残り99%がケミカル成分』であっても、メーカーが『オーガニック化粧品』と名乗れば、オーガニック化粧品として販売できてしまい、美容知識のない女性は名前につられて粗悪なオーガニック化粧品を使ってしまう事を知った杉田は「オーガニックの本場、フランスの【エコサート】も認める品質で作ろう!!」と改めて決心しました。
    その熱い気持ちを理解し、製造を請け負ってくれる工場も見つかり、製造にうつろうとした時、次の難関がやってきました。





    「原料は【有機栽培】のものですか?」
    オーガニックコスメは、商品の中にケミカルな成分が配合されていない事だけでなく、使用した天然素材が育った環境も厳しくチェックされます。農薬や化学肥料を与えられて育った植物から抽出した美容エキスは、一緒に農薬の成分も抽出される危険性があるからです。(キャリーオーバー成分と言われるもの。)
    【月桃】は沖縄では当たり前のように生えているため【有機栽培】と土壌の安心を約束できるものがなかなか見つかりません。今度は、無農薬で環境にも配慮された農作物だけが取得できる【有機JAS】を取得した月桃を探す日々が始まりました。
    無農薬で栽培するには時間も手間もコストもかかる割に、需要があまりなく、儲けにならないので、【有機JAS】月桃を見つけるまでに何十という月桃農園をまわり、ようやく無農薬・完全に人手で収穫をしている【日本月桃農園】さんに出会いました。



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