肌育コラム

COLUMN
2019.3.22

春感じる「菜の花の梅白和え」

その季節に体に起こりやすい変化とそれを整える食材について

ふと足元を見ると緑の芽が「にょきっ」と顔を出してる。すべての生き物が活動を始める季節になってきましたね。暦の上では2月3日の立春から5月5日の立夏の前日までが春。私たちも、進学や入学、年度始めと何かとスタートを感じる時期でもありますが、体も同じ。冬の間に溜まった脂肪や老廃物を排出する、デトックスの季節、春の到来です。

この時期は、体がだるく感じたりイライラしたり、心身のバランスが乱れがちな時でもあります。冬の陰のエネルギーから、春は陽のエネルギーに変わり、臓器も神経も目覚め、不安定な状態になりやすい季節です。ストレスのため過ぎなどは、いつも以上に体に負担がかかりますので、用心が必要です。

血や気の流れが活発になると、冬の間に溜め込んでいたエネルギーが消費されます。これに伴い、老廃物の排出も活発になり、体の解毒を司る肝臓に負担がかかりやすくなります。冬は腎臓をケアする季節でしたが、春は肝臓をケアする季節。肝臓になるべく負担のかからない食生活をこころがけ、肝臓のはたらきを助ける「酸」を摂るのがオススメです。

また、春の生命のエネルギーをそのまま頂けるのが野草です。よもぎ、せり、ふき、たらの芽、など大地から這い出すそのエネルギーが、デトックスに一役買ってくれます。「春は苦味を食べよ」と言われるように、この苦味が冬の眠った細胞を活性化し、新陳代謝を活発にしてくれます。ただし、野草はあくが強いので、食べ過ぎには注意が必要です。

さて、今回ご紹介するレシピは一皿で2度美味しい?酸味も苦味も摂れる「菜の花の梅白和え」です。菜の花は、春が旬のアブラナ科のお野菜。野草と同じようなエネルギーを持ちながら、アクは少なく手軽に取り入れることができます。そこに、酸味を持つ梅を和えることで、春におすすめの一品に。白和えが苦手な方でも、梅味だと食べられるという方も多いです。

白和えには胡麻が定番ですが、ここでは胡麻の代わりにクルミを使います。クルミは、良質な脂質やビタミンなど、美しい肌や髪をつくる栄養がたっぷり。美しさで知られる西太后もクルミを毎食摂っていたとも言われるほど、美容に一役かってくれます。

料理名
「菜の花の梅白和え」

菜の花の梅白和え

材料 レシピ 4人分
・菜の花 1束(1パック) ・木綿豆腐 1/3丁 ・クルミ 5個
・梅干し 2個 ・醤油 少々 ・海塩 ひとつまみ 

  • 豆腐はさっと湯に通して殺菌する。
  • キッチペーパーなどに包んで1〜2時間おき、水抜きをする。
  • 菜の花は海塩ひとつまみを入れたお湯でさっと茹で、ざるにあげ冷ます。
  • すり鉢などに炒ったクルミを入れ潰し、さらに梅肉、【 2 】の豆腐を入れて滑らかになるまですり潰す。
  • 冷めた菜の花を3cmほどに切り、【 4 】と和える。
  • 醤油少々で味を整えていただく。

白和えを作りたいけどお豆腐の水抜きが…という方も多いと思います。面倒そうに感じる水抜きですが、布巾やキッチンペーパーで厚めに包み、上にジャムの瓶や常備菜の入っている容器などをのせておくと1時間ほどで水が抜けます。

今回は、シンプルに菜の花だけで仕上げましたが、ひじきやわかめなどの海藻類をいれるとミネラルもアップするので、是非試してみてください。

中島ふみえ <この記事の監修>
中島ふみえ

美味しく、楽しく、美しい「ほんもの」の食を。
自然栽培のお野菜や手作りの発酵調味料を使い、季節や体調に合わせたお食事を心こめて作ります。
代官山「やまと薬膳からだリセット」料理人、からだを整えるお弁当・社食、じぶん食料理教室、手しごとワークショップなど。やまと薬膳上級修了。

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@fumie_nakajima

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