肌育コラム

COLUMN
2019.10.29

更年期を快適に過ごすための「自身との向き合い方」

更年期を快適に過ごすための「自身との向き合い方」

いくつになっても気持ちは若いし、女性としての魅力にあふれていると思っていても「わたしだけ汗ダラダラ?」「暑がってるのは私だけ?」など・・・「これって更年期!?もうそんな歳に?」そんな戸惑いを感じている方に。 いったい更年期とはどのような期間なのかを知ることで、どう受け止めて、どのように対処するのか。ちょっとしたヒントになりますように!

今まで女性ホルモンに守られていた部分が弱くなる更年期

更年期は、閉経の前後10年間を指します。 個人差がありますが、閉経はおよそ50歳頃のため更年期はだいたい45~55歳頃の10年間と言われています。
この10年間中は女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急降下していきます。そして卵巣の機能は妊娠の役目を終え、次第に鈍くなっていきます。その一方で卵巣をもっとはたらかそうと脳が興奮状態になるため、自律神経が刺激されて、ホットフラッシュ(のぼせや発汗)や動悸・めまいなどの自律神経失調症状があらわれます。
ちなみにエストロゲンの分泌が急降下というのは、どれほどまでかというと・・・60代以降になると女性の女性ホルモンは、同年代の男性が持っている女性ホルモンよりずっと少なくなるそうです!

この女性ホルモンのエストロゲンがなくなると、いろいろな不調が出てきてしまいます。
エストロゲンの材料となるコレステロールが消費されず、体内がダブつきがちに。肥満傾向も出て、血管も老化していきます。また、エストロゲンは今まで記憶力のサポートも担っていたホルモンのため、認知症になる確率も男性より3倍高いことがわかっています。

<更年期のエストロゲン減少による主な症状>

●ほうれい線、シワが深くなる・シミが濃くなる・肌の脂分が減る・爪がぼこぼこする
●髪のボリュームが減る・白髪がますます増える・髪が細くなる
●憂鬱になりやすい・イライラする・頭痛がする
●のぼせ・ほてり・急に発汗する
●物忘れしやすくなる
●孤独感を感じる
●ドキドキする
●めまい・しびれ

更年期は自分を見つめ直す時期!快適に過ごすために女性ホルモンを知る

更年期はいろいろな不調が出てくるので、ネガティブなイメージがありますよね。 今までバリバリ仕事や家事・子育てなどに勤しんでいた日々を送っていたのに、徐々に調子が出なくなっていくのはとてももどかしいことでしょう。
しかし、女性の人生における更年期を「自分を見つめ直す時期」と捉えてみてはいかがでしょうか。

今まで周囲のことを優先にしてがむしゃらに過ごした日々の中で得てきたことを、一度立ち止まって見直してみませんか。身のまわりや自分の内面を整理すると大切なものが見えてきます。
まだまだ続く人生、これからやりたいこと考える時間にしてみるとよいかもしれません。

そうはいっても、まだまだやりたいこともたくさんあって体の不調に振り回されたくないですよね。
ありがたいことに現在、さまざまな治療法があります。不足した女性ホルモン『エストロゲン』を補充する『ホルモン補充療法(HRT)』や漢方薬・サプリメント・運動療法・アロマセラピーなどなど。「こんなことで病院に行くなんて」「わたしはまだ更年期ではない」などとかまえずに、婦人科の先生と相談をして自身にあった治療を探してみることをおすすめします。

更年期におススメのアロマ

更年期にはエストロゲン濃度が増加する作用があるゼラニウム精油やローズオットー精油がおすすめです。 他にも頭痛や認知症の症状を和らげる香りなどあるみたいなので調べてみてくださいね。


参考『精油の吸入が女性ホルモンに与える影響』

参考『芳香浴が更年期症状に与える影響』

また、更年期中の肌は油分が減り、乾燥することで、ほうれい線やシワが深くなっていきます。さらに、ホルモンの影響でシミも濃くなっていきます。
乾燥で肌バリアの機能が衰えているため、ピーリングや強い美白化粧品などは肌に合わないかもしれません。さらに、免疫力が低下しているので、かゆみが生じることも。
心を落ち着かせる香りが楽しめて、しっとり保湿できるスキンケアで、心を癒しながらやさしく肌をいたわってくださいね。

年代別のスキンケアの記事もあるので参考にしてみてください。

肌育コラム https://ruhaku.jp/column/columndetail08/

若いのに起こる更年期症状…これって若年性更年期!?

20代や30代でもホットフラッシュや動悸、イライラしたり、うつ状態になったりなど更年期に似た症状が起こることがあります。しかし、閉経前後でなければ更年期とは言いません。実のところ「若年性更年期」という医学用語はないそうです。20代や30代に起こる不快な症状は、閉経による女性ホルモンの減少が原因の更年期とは別の原因があると考えられます。
※若い女性でも卵巣機能の低下により月経が止まる病気はあります。

若い女性の不調は、現代女性のライフスタイルに大きく関係しています。 以下のコラムで原因と対策について記述しているので、気になる方は見てみてください。

肌育コラム https://ruhaku.jp/column/columndetail34/


HAPPY更年期

どんなに不快な更年期にも終わりがあります。 更年期中は今まで頑張ってきた自身を労わりつつ、これからの人生に思いを馳せながら、快適に過ごせるよう様々な療法を試してみてください!
人生100年時代、女性ホルモンとうまく向き合って心身が健やかな人生にしていきたいですね。

参考書籍:対馬ルリ子『女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性』マガジンハウス,2015年,pp12-32

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