今やブルーライトを活用した商品が日常生活を支えています。空間照明など、光源になるものから距離が離れていれば大きな害はないそうですが、とはいえ肌にとっては避けるべき“光害”のひとつ…。少しでも影響を防ぐにはどんな対策があるのでしょうか?
【対策1:ブルーライト対策のアイテムを導入】
同じ“光害”とはいえ紫外線とは違うので既存の日焼け止めでは効果がありません。最近、さまざまなブランドからブルーライトカットのUVケアクリームやファンデーションなどが登場していているので、ぜひチェックを。
また、毎日のスキンケアは抗酸化成分の入った基礎化粧品にシフトして、活性酸素による肌老化をブロック!ブルーライト対策は同時に、エイジングケア対策であると心得て。
長時間PC作業をする場合は、ブルーライトカットの液晶フィルムや軽減アプリ、アイウエアを導入するのも一考。現在、これらアイテムの目に対する効果については賛否両論あるようですが、肌へのダメージは未知数なので「受ける前に防ぐ」が基本です。
・ブルーライトカットのコスメを投入する
・抗酸化成分配合のスキンケアにシフト
・ディスプレイの明るさ、または青色光の輝度を下げる
・ブルーライト軽減アプリ
・ブルーライトカット専用の液晶フィルムを張って防御
【対策2:夜はブルーライトに接する時間を少なくする】
生活習慣からもブルーライト対策をしましょう。ブルーライトは入眠に欠かせないホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまうので、日中のブルーライトの暴露量を考えて睡眠の質を上げるサポートをしていきましょう。
夜は早めに食事を済ませたら、照明を暗めに落としてゆっくりと時間を過ごして。スマートフォンを使用するのは控えましょう。ブルーライトの影響を軽減させることができるうえ、リラックスすることで入眠もスムーズに。
・寝る前2時間前にはスマホ・テレビはオフ!
・早めに照明を落として入眠をスムーズに
・ホットタオルで目元を温めて目も心もリラックスできるケアを
【対策3:食生活で体の中から対策】
食生活では、抗酸化成分の含まれる食材を積極的に摂る工夫をしましょう。
“抗酸化”の栄養素といえばビタミンC、ビタミンEなどが有名ですが、残念ながらこれらだけでは効果が期待できないようです。
それというのも、ブルーライトで発生するのは、活性酸素の中でも強力に細胞を破壊する「一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)」。コラーゲンやエラスチンなどの肌組織委を破壊し、コラーゲン量そのものも減らし、メラニンの過剰生成にもつながり、シワや色素沈着の原因になる活性酸素です。しかも、一重項酸素は体内では無毒化することができないので、これに対抗する抗酸化食材を取り入れることが大切。
おすすめなのが、強い抗酸化作用を含む「カロチノイド」と呼ばれる栄養素です。カロチノイドにはさまざまな種類がありますが、リコピンやアスタキサンチンなどは、聞いたことがあるのではないでしょうか。カロチノイドは、単体で摂るより複合で摂取するほうが、効果を期待できるので、ホウレンソウやトマトのサラダに鮭をプラスするなどして工夫をするのが良いですね。
【一重項酸素の対策におすすめの「カロチノイド」】
ルテイン |
ケール・ホウレンソウ・ブロッコリーなど |
アスタキサンチン |
鮭、たらこ、いくらなど |
リコピン |
トマトなど |
ブルーライトカットのアイテムはどんどん増えてきていますが、生活習慣や食事などの日常生活からも対策をしていくのがおすすめです。
いまやLEDを始めブルーライトが活用されている製品は、日常生活に欠かせません。だからこそ、うまく付き合っていきたいですね。