皮脂の分泌量には肌質だけでなく、季節・ホルモンバランスなども関わっています。
しかし、肌のうるおい不足が原因で皮脂が過剰に分泌されていることも・・・。
「脂性肌」に傾いている理由を知ることで、向き合い方を考えていきましょう!
うるおい不足の肌を守るために皮脂が過剰に分泌される
脂性肌はうるおっているように見えますが、実は肌内部の水分が不足しているケースも…。
肌のうるおいが不足し続けると、肌はカサカサになってバリア機能が低下し、さらに水分が失われやすい状態になります。そこで肌は自分自身を守ろうとして皮脂を通常より多く分泌しようとします。
乾燥から肌を守ろうとする肌の自衛作用が、脂性肌の原因になっているかもしれません。
年齢によるホルモンバランスの変化
脂性肌に大きな影響を及ぼしているのが、年齢によるホルモンバランスの変化です。うるおいが十分に足りていても、時期的に脂性肌になりやすいこともあります。
皮脂の分泌を増やすのは「テストステロン」というホルモンで、テストステロンは思春期と30代後半から40代にかけて多く分泌される傾向にあります。10代から20代前半にかけてはニキビができやすいといわれているのもそのせいなのですね。
食生活・生活習慣の乱れ
食生活や生活習慣の乱れが原因で、皮脂分泌量が過剰になってしまうこともあります。たとえば、ジャンクフードや揚げ物、肉料理が中心の食生活を送っていると、脂肪分の摂取量が増えビタミンやミネラルなどの栄養素が不足するので、肌にとっては良くない栄養状態に…。
また、ひとつ前の項目でお話した「テストステロン」は睡眠不足のときに増えやすいので、生活が不規則になると脂性肌になりやすくなります。